ブルーを隠すこと

山口路子さんの「サガンの言葉」という、フランソワーズ・サガンの名言が詰まっている本を買って読んだ。

嫉妬している人はそれを隠すべきです。最低限の礼節だと思います。

 

誰にだって嫉妬の感情を抱いてしまうことはあるけど、嫉妬の感情は当然、と開き直る人をサガンは避けていたらしい。今回私が書きたいのは嫉妬の話とは少し違う。前から頭に残ってたこととサガンの言葉と今日聞いた話が急につながって書きたくなったのです。人間の明るさのことについて。

 

どんなに辛くても家で泣いてても勝手に涙が出てくるほど追い込まれていても、学校に来て友達に会うと楽しそうに話して周りの子を元気にしてる子がいた。あなたが周りを明るくしてその明るさがあなたを元気にしてるんだっていうのはずっと思ってたから、そこまで精神的に辛い時にも周りを明るくできるその子を尊敬した。心配は言わずもがな。

 

反対に、「あの子の存在が全体の空気を悪くしてる」というかなりショッキングな言葉を聞いて、「あ、そういう影響を周りに与えちゃうこともあるんだ、怖いな」と思って、サガンの言葉も相まって今日決心したこと。↓

 

ちょっと落ち込んで暗い気分になっても、集団の前ではそれを出さない。笑顔でいる。自分が笑顔でいれば周りも笑顔になりやすいし、それが結局自分の心からの笑顔につながる。これは経験からもそう、何か辛いことがあっても友達と話して笑ったらそれをいつの間にか忘れてる。

もちろん心がズタボロの時に無理に明るく振る舞えとは言わないけど、日々の中で上がり下がりはある、そのちょっとしたマイナスは隠せる程度だから出さないようにしよう。少し話外れるけど、生理の時ああこれからしばらくブルーな日だ、、って決めつけるんじゃなくてただ体のことで、長く寝るとか泣くのを我慢しないとかそういう意味で甘くなろう。気分が落ち込むと思うと余計に生理が辛くなることに先週気づいた。

 

隠せる負の感情を隠さないのは怠慢だって本のどこかに書いてあった。

相談事は基本的に一対一でするもので、どうせ大人数で悩みを打ち明ける場ではないなら、陰鬱を醸し出しても何の意味もない、周りにいる人も気をつかうし全体の気分が上がらないし自分も楽しめない!頼れる人と2人になった時に弱さを曝け出せばいい。お互いに。そういう相手を大事にすればいい。周りの幸せのためにも、自分の幸せのためにも。

 

この投稿は宣言という意味でもある。今日から、些細な落ち込みは人と接する時は表に出さないよう努力しよう。明るくなれなくてもせめて暗さは出さないようにしよう。(自分へ、本当に辛い時は無理しなくていいんだよ)